はじめに

最初に「当ブログの注意点」をよく御覧ください。

2019年1月11日金曜日

症例、タンパク質と鉄で症状消失

タンパク質と鉄で症状消失



<初診日>

アラウンド40歳な女性。
尿試験紙で血糖値高めで糖尿病が心配で受診。

BMI 19.1と、痩せ傾向。


子宮筋腫あり筋腫核出術の既往あり。

婦人科で以前鉄剤(フェロミア錠、インクレミンシロップ)を処方された事があるが、胃痛で飲めなかった。

心療内科と産婦人科に通院しているが、処方は無し。

食後45分の血糖値97、
HbA1c 5.2
と糖尿病は無し。

動悸の症状強い。
心拍数 113/分と頻脈あり。
心電図は洞性頻脈。


症状は
・強い動悸
・胃もたれ
・「死んでしまうかも」という強い不安感

プロテインも胃部不快で飲めず。

初診時の採血で、
血清鉄21、フェリチン6。
TSHFT4FT3は正常。
NT-proBNP 25と心不全無し。
ACTHもコルチゾールも正常。
BUN 21.0Cr 0.54
Alb 4.5
コリンエステラーゼ 195(正常200以上)と低値。


当初は症状が非常に強く、
毎日のように御本人から電話があった。




<初診から4日目>

強い症状が持続。
心身症に保険適応のある「ガンマオリザノール」と、
自律神経調整薬の「トフィソパム」を処方。

フェルム処方したが
胃部不快感で内服継続困難。

鉄剤の注射を数回行う事に。

キレート鉄を取り寄せて服用する事にした。





<初診から9日目>

よく眠れるようになった。
症状が減ってきた。





<初診から約1ヶ月>

症状がほぼ消失。
キレート鉄36mgカプセルを1日3カプセル服用中。
トフィソパムも不要になった。
脈拍数も7080/分に低下。
プロテインが少しずつ飲めるようになったとの事。
血清鉄119、フェリチン32に上昇。
BUN 11.0Cr 0.48
BUN21.0から11.0に低下していた。




<初診から約2ヶ月>

症状無し。
ガンマオリザノールも不要になった。
プロテインも1日2回飲めるようになった。
血清鉄135、フェリチン38。
BUN 14.5Cr 0.50
BUN11.0から14.5へ上昇あり。




<まとめ>

タンパク質不足に加え
著明な鉄不足があった症例。
1ヶ月で概ね症状が消えた。

タンパク質と鉄、非常に重要なのが分かる良い症例。




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