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2015年7月24日金曜日

倦怠感・うつの原因?

今回は、

倦怠感うつの原因について。





「ダルい」「何か調子がイマイチ」
よく聞きます。

「気分がすっきりしない」、「寝付きがよくない」
これらもよく耳にします。




今回は、これの3つの原因について扱います。

もちろん、この3つが全てではありません。

副腎の問題や、ホルモン異常を引き起こす腫瘍など、色々な疾患の場合もあります。

改善がなければ医療機関を受診しましょう。

ネットだけでは、検査はできませんし、診断もつきません






原因その1:糖質

糖質はうつや倦怠感にかなり影響しているようです。

うつや倦怠感を訴える方は、よく内科外来を受診されます。

その方々の食事内容を見ると、かなり糖質摂取が多い生活をされています。

コメ・メン・パンやスイーツなどをとても多く摂っています。


このような方々に糖質について話すと
「ああ!全部大好き!!」
とか
「糖質控えたら、食べるものがないよ!」
というリアクションがかえってきます。

そんな方は要注意です。




逆に、糖質制限をされた方はうつや倦怠感がかなり改善される例をよく見ます




江部先生もこの話題を取り扱っています。


江部先生ブログ「糖尿病と血糖値とうつ病」

糖尿病とうつの相互作用について記載されています。
糖質制限をすると代謝が安定するという点も書かれています。


江部先生ブログ「厚生労働省の「5大疾病」と糖質制限食について、2011」

双極性障害の場合は、糖質制限だけでは改善困難という点についても書かれています。




全部が全部、糖質が原因ではありません。

しかし、糖質過多の生活を送っている場合は、糖質制限が有効かもしれません


糖質制限についてはコチラをご参照ください。

「簡単!糖質制限導入編」










原因その2:鉄欠乏

これは閉経前の女性で多い原因です。

平成23年国民健康・栄養調査結果報告 厚生労働省によると
「中学生女子の8~15%、高校生女子の15~17%、成人女性の約17%に貧血の疑いがある」
となっています。

そして、されにこれは「貧血」についてです。

貧血がある場合は、割とどこの医療機関でも検査はしてくれます。



問題は、このブログの
「鉄欠乏について」
でも書きました通り、

「貧血がないけど鉄欠乏がある」

場合です。

MCVという赤血球の大きさを示す値が小さければまだ検査をしてくれる場合が多いですが、貧血がなく、MCVも正常範囲の場合は、ほとんどの医療機関で検査をしていないのが現状です。




しかし、閉経前の女性の場合、まったく貧血がなく、貯蔵鉄であるフェリチンの値が20程度でも、ダルさなどの症状が出る場合があります。

先日もそのような症例を経験しました。



この場合、鉄の補充だけで、症状が劇的に改善します。



閉経前の女性で、ダルさやうつ症状がある場合は、検査をお勧めします。

最初に行う検査は、血清鉄、TIBC、フェリチンの3つで充分でしょう。

鉄欠乏が見つかった場合は、子宮筋腫などの婦人科的検査や、便潜血検査など消化管出血などの検査を行うと良いです。









原因その3:考え

これも原因か結果か、両方の場合があると思います。

ダルさ、うつ症状を訴える方は、ストレスになる事などを常に考えるようになってしまっている事が多く見受けられます。

ストレスについて考えるから、さらにストレスが溜まるという負のスパイラルです。






不眠なども同様の事があります。

夜に眠れないという事は、日中にも原因があります。

夜、色々な事を考えて眠れないというのは、日中も色々な事を考えているという事です。

これは入眠障害のある不眠の方では、かなり当てはまります。






もちろん、必要性を感じるから、色々と考えてしまうのでしょう。

ですが、本当にそれについて考える事は必要でしょうか?




「〜しなきゃ」、「〜じゃないと」という考えのほとんどは自分の思い込みです。

冷静になって思い直してみると、本当は絶対にしないといけない、という事はほとんどありません。

落ち着いた心になってみると、自分で自分を檻の中に閉じ込めているだけだった、というのが分かると思います。





ストレスの原因となる考えは手放しましょう

考えないようにするだけで、ストレスはぐっと減ります。





今に集中しましょう。

先々や過去に色々あったり、あるかもしれません。

しかし、今が問題なければ充分なのです。

過去に何かあったとしても「仕方がない」とあるがままに受け入れましょう

未来に不安があったとしても「クヨクヨしても仕方がない」と今に考えを戻しましょう

ぐっと心がラクになります。

そしてその分、自分の中から意欲が出てきます。




今に集中する、という事は以前にも講演しています。


「今に集中!医療安全2」




以上、倦怠感・うつの原因?についてでした。





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