はじめに

最初に「当ブログの注意点」をよく御覧ください。

2015年6月30日火曜日

先に与える

大分恒例となってきました「考え方シリーズ」です。


今回は「先に与える」事について。





有名な言葉があります。
「求めよ、さらば与えられん」

これは元の意味から離れて色々と誤解釈されている言葉です。

正確な意味を調べたい方はGoogle先生にっ!



その誤解釈の中で最もひどい誤解釈として有名なのは
「求めたら、欲しいものが与えてもらえる」
です。


この誤解釈は、まさに現実とは真逆です。



現実はどうでしょうか?

求めるだけで与えられるわけがありません。


しかし、この点を誤解している方は非常に多いです。






またちょっと別でこういう事もよくあります。



医師はもともと助けたいと思っている人なので割と相談等には乗るタイプが多いです。

私もバンバン相談に乗ります。

まぁ、検査を無料でする、なんてことはありません。






では、何故そうしているのでしょうか?

相談に乗っても時間がとられるだけではないのでしょうか。

忙しいのにさらに忙しくなるのではないでしょうか。






私がこうする理由は簡単です。






なぜなら、現実は

「与えよ、さらば与えられん」

だからです。



Facebookなどでも医師です、と言っていますので、よく質問されます。
ガンガン答えます。
質問されてなくても、答えにいきます(笑)



もちろん、分からない事は分からないと言いますし、
病気の事だったら診察したり検査をしないと分からない事がほとんどです。

でも、答えられるだけは答えます。




そして、ご存知のように世間の大部分の人はあまり先に与えません。

なぜでしょうか?

それは与えると、自分の分がなくなる・減ると思うからです。

与えると貧しくなるという恐れがあるからです。




しかし、実際は違います。


答えようとすると自分も勉強しないといけません。

教えようとすると、あやふやなままでは教えられません。
ちょっときちんとするか、と学びます。

相手からの反応からも学べます。
「助かりました!」とかならバッチリ。
イマイチな感じの場合は、次回はどうしたらもっと上手くできるか、考えます。
そして学べます。



できる人ほど、豊かな人ほど

先に与える

これをしています。



Give and Takeとよくいいますが、

Give and Give

が豊かになる秘訣なのです。


打算で与えた場合は、何も返ってきません。
ただ、与えるのです。

どれだけ社会に貢献できるかで、かえってくるものも変わります。


例えば大金持ちになりたいのなら、できるだけ多くの人に貢献すれば良いのです。



まず、与えましょう。
これによる恩恵は凄いものがあります。


最近、実感しています。


何せ本を出す事が出来、
テレビにも出演させて頂き、
協力して頂いた事で非営利徹底型の一般社団法人も作る事が出来ました。


先に与える、この効果は絶大です。




糖質制限の勧め方?!

今回は糖質制限の勧め方について。



ポイント1



結論から言えば、

糖質制限を勧めない

これに尽きます。


あれ?と思う方もいるかもしれません。
当然、と思う方は、もうご存知の方ですね。





まずこう言われたらどうでしょうか?
「糖質制限やってみなよ〜。絶対やったほうが良いって。コメ・メン・パンとか抜くだけだよ。」

ありがちですね。



では、上記のセリフを聞いて、どうでしょうか?
糖質制限する気になりますか?


普通の方は「主食抜くなんて無理無理」で終了です。


さらにグイグイいくと
「えー、やんないなんて損だよ。やった方が良いって〜。」

さらにドン引きされます。




では、これならどうでしょうか?
「最近、13kgやせたんだ〜。ついにメタボを脱したよ〜。体も超軽いよ!」


え!?それ何て方法?と訊きたくなりませんか?


コレです、コレ





最初の会話ではストレートに勧めています。
そしてドン引きです。


次の会話では勧めていません
ただ糖質制限の効果について言っているだけです。


そう、糖質制限について勧めない方が、興味を引くのです。
ただ、良い点を語れば良いのです。


という事で1番めのポイント。



ポイント1

糖質制限を広げたいなら、糖質制限を勧めない
糖質制限の良い効果について話せば良い





相手がノッてこない事もあるでしょう。
よくあるでしょう。
むしろ、ほとんどノッてきません。


その場合は他の方法でもノッてきません
まだ、タイミングではないのです。
物事にはタイミングというものがあります。
相手には相手のタイミングがあります。


それでも、事あるごとに効能効果をつぶやいてみましょう
ボディーブローのように効果が蓄積して、ある日突然「糖質制限してみる!」とか言い始めます。



という事で、
勧めないのが一番の勧めです。



糖質制限の場合はスリムになって、若返ります。
ですので、何も言わなくても「なんで?どして?」と聞かれます。
実践する事も一番の宣伝ですね。




相手が糖質制限をする気になったら、
すぐに「本を読め」を連呼する方がいます。


ありがちですが、ハードルを上げすぎです。
せっかくノッてきたのが、またドン引きされる可能性があります。

いきなり本を読める方は読書の習慣がある方だけです。




まずは充分に興味を引かせてからにしましょう。
ノッてきたら本を読んでもらう方が良いでしょう。

興味をさらに引かせてから、きちんと勉強してもらいましょう。
最終的にはやはり本は読んだ方が理解が深まります。


という事で、このブログの
「簡単!糖質制限導入編」
でもお知らせしてみてください。




講演会などは、テンション上がります。
実際に行ってみるのも良いと思います。
その後だったら本も読んでくれる確率が上がります。

おちゃずけさんのマンガも読みやすくて、導入には最適です。
するするっと読めます。





ポイント2



そして一番大切なのは、批判しない、という事です。

上記の「勧めないことが一番のススメ」ともすこし重複します。


勧めた時に、すぐに「やってみよう」となる事はあまりありません。
すると相手を責めたくなります
こんな良い方法なのに、なんで?」という心の動きです。



「なんで?」と思ったら、すでに相手を責めている兆候です。
自分の心の動きにも注意しましょう。


「なんで」「どうして」は禁句です。

家族の会話、子供のしつけ、職場での会話でも同じですね。



責められると相手もそれに反応します。

作用と反作用です。
因果応報です。

すると立派な反糖質制限派のできあがりです。
コメは絶対に必要!と凝り固まってしまいます。



批判する、責めるというのは無駄なコミュニケーションです。

ただ、何も良くならない、場の雰囲気が暗くなる、というだけでなく、
相手を批判する、責める、という事は、必ずその反動を生みます

つまり、自分が何かしたい時に足を引っ張られるという事です。




敵ではなく、味方を作りましょう



それには

批判しない事が一番です。




よく見かけます。
「あの医師は糖質制限の事を理解してくれない」
「いつも勧めているのに、ちっとも糖質制限をしない」
「古い治療の犠牲になった」

とても気持ちは分かります。
わたしもしょっちゅう頭をよぎる考えです。
外来でも毎日です。
でも、こういう事が頭をよぎったら、すぐに忘れましょう。

こういう気持ちを持ち続けるという事は、敵を増やすだけです。
自分が糖質制限をする時に、反対してくる人を増やすだけです。
さらには、怒りで自分の身をも、焦がしてしまいます。



ちょっと見方を変えれば良いのです。

「医師は理解してくれなかったけど、自分で気付けた。良かった」
「勧め方について勉強する良い機会になった」
「よい治療方法を広めてくれる先生もいる。希望が持てた」

ほんの少し考え方を変えるだけです。


批判は無駄なコミュニケーションです。
批判するのが良いというのは思い込みです。
自分で自分のやりたい事への障害を作っているだけです。



思い出すとイライラする事もあったかもしれません。
忘れましょう。
前に進みましょう。


味方を増やしましょう
すると物事はするすると進みます。
助けてくれる人がまわりに集まってきます



批判せずに、良い点を言う。

コレです。


以上、糖質制限の勧め方でした。